【美白成分】美白とエイジングケアの両立！ナイアシンアミドの効果とは？

肌の悩みを解決したいけれど、どのスキンケア成分が効果的なのか迷っていませんか？
その答えが、実はナイアシンアミドにあるかもしれません。

ナイアシンアミドとは、近年スキンケア業界で注目されている成分で、厚生労働省から認可を受けています。
その効果は、肌のトーンを均一にし、しわの改善、肌荒れ防止に役立つとされています。

この記事では、ナイアシンアミドの具体的な効果や使い方を、元化粧品会社勤務、日本化粧品検定2級取得のかよがご紹介します。

ナイアシンアミドとは

ナイアシンアミドはビタミンの一種

ナイアシンアミドはビタミンB3で、ビタミンの種類の1つで化粧品や医薬部外品に配合されている成分です。

化粧品の成分表では、ナイアシンアミド、ニコチン酸アミド、ニコチンアミド　などと表記されています。
医薬部外品のナイアシンアミドは、美白・しわ改善この2つの有効成分として医薬部外品として承認を受けている成分です。

医薬部外品とは

厚生労働省の承認を受けていて、一定の効果が期待できる有効成分が規定量配合されている商品のこと

ナイアシンアミドは医薬部外品だけでなく化粧品にも配合されます。
そして刺激が少なく、敏感肌や乾燥肌、脂性肌などどんな肌質の方でも使いやすい成分です。

5つのしわ改善成分の内、1つがナイアシンアミド

2024年10月時点で、しわ改善効果が期待できる医薬部外品の成分は以下5つだけです。

ニールワンやレチノールが高配合されている化粧品は高価格帯になりますし、ライスパワー®️No11や、VEP-Mは近年、承認された成分のため市販で配合されている化粧品が少ないのが現状です。
万能でお安く、しわ改善成分を使いたい方は、ナイアシンアミド入りのスキンケアを選ぶが良いでしょう。

どんな化粧品に配合されている？

ナイアシンアミドが配合された化粧品は、化粧水・美容液・乳液・クリーム・アイクリーム・オールインワン・ボディクリームなど様々です。
ドラックストアで買える身近な化粧品から高価格帯な高級化粧品にまで使われる成分ですね。

ナイアシンアミドの美容効果

ナイアシンアミドは、しわ改善、美白の効果があることで有名ですが、実はそれだけではありません。
マルチに働く万能成分ナイアシンアミドをさらに詳しく解説していきます。

出典元：ナイアシンアミドの基本情報・配合目的・安全性 | 化粧品成分オンライン (cosmetic-ingredients.org)

を参照しております。

美白

ナイアシンアミドはメラニンの生成抑制・メラニンの輸送をブロックします。
メラニンの生成抑制効果とは、紫外線を肌が浴びると皮膚は炎症し、メラノサイトというシミをつくる工場でメラニンが生成されます。
そのメラニンをつくらせないようにブロックする役割です。
メラニンの輸送をブロックの作用機序は他の美白成分の対応成分がなく、ナイアシンアミドだけです。

しわ・たるみ予防

ナイアシンアミドは、コラーゲンの生成を促進します。
真皮にコラーゲンがつくられることで、ハリを与え、たるみを防ぎ、しわを改善する効果があります。
それにより、エイジングケア化粧品によく配合されています。

バリア機能改善（肌荒れ防止）

肌の角質層の水分を保持する役割のセラミドの量を増やす効果があります。
どんな肌にも必要な成分のセラミドは、バリア機能を改善させる効果があります。
バリア機能が低下していると外的刺激を受けやすいため、肌のためにはバリア機能を高めることが大切です。

皮脂抑制効果

ナイアシンアミドには、抗炎症効果や皮脂の抑制効果があります。
余計な皮脂を抑えてくれるため、毛穴が気になる方やニキビを予防したい方は積極的に取り入れたい成分です。

ナイアシンアミドQ&A

敏感肌でも使える？

ナイアシンアミドは高濃度でない限り、美白成分でも肌に刺激になりにくい成分の1つです。
「ナイアシンアミド⚪️%配合」などと高濃度に配合されているものは、ナイアシンアミドに限らず肌への刺激が強くなるので注意が必要です。

他のビタミンとの併用しても良い？

ビタミンCやレチノール（ビタミンA）との併用は可能です。
同じしわ改善効果のあるナイアシンアミドとレチノールを併用することで、相乗効果が高まるといわれています。
そしてナイアシンアミドは、レチノールを使用した際の刺激感を抑える作用があります。
しかし先に述べたとおり、高配合のナイアシンアミド✖️高配合レチノールなどの高配合成分の組み合わせは刺激になりやすく、逆に肌が荒れてしまうので使わないようにしましょう。

まとめ：ナイアシンアミドを取り入れて美肌に

本記事では、ナイアシンアミドの効果やおすすめ化粧品や美容液をご紹介しました。

ナイアシンアミドは敏感肌の方も使いやすいため、比較的効果は穏やかです。
そのため継続使用していくことで効果が期待できるため、継続使用を推奨します。