【美白成分】ビタミンCとビタミンC誘導体の違いや美白効果とは?

広告

【美白成分】ビタミンCとビタミンC誘導体の違いや美白効果とは?

美白の成分といえば、ビタミンCを思い浮かべる方も多いと思います。

何気なく肌に良さそう、人気だから、などと使っていてはもったいない!実はビタミンCはとっても優秀な成分なのです

本記事では、ビタミンCとビタミンC誘導体の違いについて解説します。

かよ
かよ

元化粧品会社勤務、日本化粧品検定2級の当サイト管理人かよが解説していきます。

最後まで読むとビタミンCについて理解が深まると思います。是非、最後までご覧ください。

ビタミンCの嬉しい5つの効果

ビタミンC=美白効果だけではありません。ビタミンCには、ニキビ、ハリ、毛穴など美白以外にもさまざまな効果が期待できます。

美白(シミ、ソバカス予防)

人間は紫外線に当たると、チロシナーゼという酵素が活性化されメラニンをつくらせようとします。このチロシナーゼの働きを抑える効果の「チロシナーゼ活性阻害」がメラニンの生成抑制になります。

できてしまった黒色メラニンを薄くする効果のメラニンの還元

ニキビ予防

炎症を抑える効果と皮脂の酸化を防ぐことで、ニキビをできにくくします。

ハリ

コラーゲンは肌のハリや弾力を司っている成分です。年齢と共に減っていくコラーゲンを産生、促進しハリを与える効果があります。しわやたるみの予防になります。

毛穴

皮脂過剰による開き毛穴にビタミンCが皮脂分泌抑制効果があり、過剰な皮脂を抑制してくれます。

テカリや黒ずみ毛穴を目立たなくする効果も。

くすみ

血行を促進し、新陳代謝を整えます。

また、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を正常化し、メラニンを排出する効果があります。

このように様々な効果に期待できます。肌悩みが多い方や、特にこの成分を使いたい!と強いこだわりがない方におすすめできるのがビタミンCですね。

ビタミンCは、ピュアビタミンCとビタミンC誘導体の2種類があります。この2つの違いを解説します。

ピュアビタミンC

ピュアビタミンC(純ビタミンCとも呼ばれる)は、ビタミンCそのもののことです。

成分名ではアスコルビン酸など記載されています。

メリットとデメリット

即効性があり、ビタミンCの効果を実感しやすいです。活性型ビタミンCと呼ばれます。

デメリットは、光や空気などに弱く酸化しやすく安定性に欠け、浸透しにくく、劣化が早いことです。

また、高濃度に配合されているものは敏感肌の方は刺激に感じやすいところもあります。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は、ピュアビタミンCに成分をくっつけて安定化させ、浸透力を高めた成分。

メリットとデメリット

ピュアビタミンCのデメリットである肌に浸透しにくい、安定性がないのと反対に、浸透しやすく、劣化が遅いという特徴があります。

デメリットは、ピュアビタミンCと比べ効果に即効性がなく、効果を感じるのに時間がかかることです。

効果を感じるには毎日使い続けることが大切ですね。

ビタミンC誘導体の主な種類

ビタミンC誘導体と一口に言っても、3種類に分けられます。

水溶性・油溶性・両親媒体のそれぞれの特徴を紹介します。

成分表に記載されている表記名も併せてチェックして、ビタミンC誘導体が入った化粧品を選ぶ参考にして下さいね。

自分にはどれが合うか見ていきましょう。

即効型ビタミンC誘導体【水溶性】

水溶性ビタミンC誘導体は、水と馴染みやすいのが特徴で、化粧水などによく含まれており比較的安価。

肌すっとなじみが良く浸透性が早く、即効性があります。皮脂分泌抑制があるため脂性肌の方におすすめです。

表記名

リン酸 L-アスコルビルナトリウム

 

リン酸 L-アスコルビルナトリウム

 

アスコルビン酸2-グルコシド

 

3-O-エチルアスコルビン酸(VCエチル)

浸透型ビタミンC誘導体【脂溶性】

水溶性に比べて即効性がありませんが、肌の刺激が比較的少ないので、敏感肌や乾燥肌におすすめです。

油でできているため、皮脂膜や角質層の肌の内側までゆっくり浸透していきます。水分と共に蒸発しにくいため、保湿力があります。

表記名

テトラ2-へキシルデカン酸アスコルビル

 

テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)

 

パルミチン酸アスコルビル

高浸透型ビタミンC誘導体【両親媒体】

水溶性・脂溶性の両方を併せ持ち、浸透力・即効力共に高く刺激が少ないです。

バランス良く使えるのがこの成分です。ですが価格は高めになります。

表記名

パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)

 

グリセリルオクチルアスコルビン酸(GO-VC)

 

イソステアリルアスコルビルリン酸2Na(APIS)

ビタミンC入りの化粧品は朝使っても良い?

ビタミンC配合の化粧品を使うと日焼しやすくなる?!という噂が一時期ありましたがこれはデマです。

柑橘類に含まれる「ソラレン」が光毒性がある成分で日焼けの原因になると言われています。

このソラレンは、ビタミンC入りの化粧品には含まれていないため、朝にビタミンC入りの化粧品を使っても問題ありません。

むしろ朝にスキンケアでビタミンC入りのものを使うと紫外線から肌を守ってくれます。

もちろん日焼けを防ぐためには日焼け止めを塗る事も大切です。

化粧品だけでなく、食事からもビタミンCを摂取を

ビタミンCは、体にとって必要な成分の1つです。

緑黄色野菜や柑橘類に多く含まれており抗酸化作用がありますが、ビタミンCは体内で生成されないため食事からも摂取することをおすすめします。

また、1度に摂取できる量が限られているため、一気に摂取するよりも毎日の食事でも取り入れてみましょう。

食べ物から摂取しても肌に効かせるのは難しいと言われているので、ビタミンCの効果をお肌に出すには、化粧品から取り入れるのが効果的です。

まとめ:ビタミンCのスキンケアを取り入れ透明感肌を目指そう

本記事では、ビタミンCについて以下の解説をしました。

ビタミンCは、美肌を目指す私たちにとって嬉しい以下5つの効果があります。

  • ・美白(シミ、ソバカス予防)・ニキビ予防・ハリ・毛穴・くすみ

肌悩みが多い人には取り入れたい成分です。

ビタミンCには、ピュアビタミンCとビタミンC誘導体の2種類があります。それぞれの特長はこちら

ピュアビタミンC
ビタミンCそのもので、即効性があり効果を実感しやすいです。しかし光や空気などに弱く酸化しやすく安定性に欠けます。さらに浸透しにくいという特長があります。
ビタミンC誘導体
ピュアビタミンCに成分をくっつけて、ピュアビタミンCの安定性に欠ける、浸透しにくいというデメリットを補っています。しかしピュアビタミンCと比べ即効性がないという特長があります。
ビタミンC誘導体は、即効型や浸透型、両方兼ね備えているタイプがあります。

朝にビタミンCを使うと日焼けしやすくなることはありません。朝でも夜でもどっちも使えます。

体にもビタミンCは必要ですが、体内で生成されません。

健康のために食事からもビタミンCを摂取するのも大事です。

ビタミンCは食品やサプリメントなどからも摂取できますが、体の他の器官に届くため皮膚には届きにくいため化粧品でビタミンCを塗布することが、美肌を目指す上で重要になります。

オススメのビタミンC配合の美容液はこちらの記事を参照下さい